今回は「住民の意思表示」です。「議員必携」とは、町村議員に必要な実務上の知識をわかりやすく解説した議員必読の書。住民にも学ぶところが多く、意外と読みやすい書籍です。ご一緒に少しずつ読んでみませんか。 アーカイブへ
住民が意思を伝えることの大切さ
「議員必携」の序文は次の一文ではじまります。
『地方自治とは、地方のことを自ら治めることを意味し,国から独立して一定の地域を基礎とする地方公共団体が、住民の意思に基づいてその事務を処理することをいう。』
町の事務処理が、あなたの暮らしを脅かすなら、まずその思いを表に出すことが必要です。ここは、行政があなたの地区へ出向き、住民の声を聴きにくるほどの町です。実際、草刈りや道路整備、猪対応などの住民の声には、即刻対応してくれます。
一方、私たち住民の意識や価値観は大きく変化しています。生活の質の向上や個性的で多様性に富む暮らしを実現するためには、問題も複雑になりがちで、すぐの解決は難しいものです。それでもまず、あなたの思いを表に出すことから、地方自治は始まります。住民が意思を伝えることは、わがままではありません。地方自治に欠かせない大切な行為なのです。
すぐに解決できないような課題も、住民の意思に基づいて対処していくしくみを、「議員必携」は実例をもって解説しています。しくみがわかると、思いを表す大切さに気付きます。みんなが思いを交わして、よりよい暮らしを実現できる地域に住みたい。それは地域の本質的な魅力になるはず。そんな思いで連載していきます。みなさんの声も楽しみにしています。
上島町自治研究会会報誌「ワトスン」第41号コラム掲載
