2/14(土)19時、岩城総合支所2階において、岩城小中学校の統廃合を考える会(考える会)主催による、第3回学習会「岩城小中学校の未来トーク」が開催され、約50名が参加しました。
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1.こどもの意見
考える会主導で、昨年末から年始にかけ、岩城小4,5,6年生と岩城中学校1,2,3年生の児童生徒にアンケートを実施しました。当日ご来場の皆様にはお手元の集計結果の概要版に基づき結果をご報告しました。こちらの詳細版もご覧ください。
アンケートの設問

アンケートは、令和4年度に教育委員会が実施した様式を活用しました。
学校でがんばりたいことを11項目についてそれぞれ評価させ、次に、学校のいいところ、もっとよくなってほしいことを順に尋ね、最後に、学校統廃合について尋ねています。
アンケート結果より
問1 回答者
岩城小4,5,6年生26名、岩城中1,2,3年生27名。
問2 学校でがんばりたいこと
小中学生とも回答の上位は、「プログラミング教育や新しい技術を学ぶこと」「地域の自然や伝統、文化を学んだり、体験したりすること」「農業や漁業など、地域の産業について学んだり、体験したりすること」、でした。
“ぜひやりたい”が多かった項目は、小学生は「オンラインで、他の学校や地域と交流・学習をすること」、中学生は「ちがう学年と一緒に様々な体験や学習をすること」「小学校と中学校で一緒に様々な体験や学習をすること」でした。
問3 学校のいいところ、自慢できるところ (自由記載)
笑顔、やさしい、楽しい、仲良し、元気、学年を超えて仲が良い、窓から見える海、給食がおいしい、協力できる、あいさつできる、自然がある
問4 学校や学級のもっとよくしたい・よくなってほしいところ(自由記載)
いじめをなくしてほしい、授業中うるさい、感じ方の違う生徒にあった接し方を先生も勉強してほしい、メリハリをつける、生徒のためにならないことは進めないでほしい、行事を増やしてほしい、グラウンドのでこぼこをなくしてほしい、そうじ道具をあたらしくしてほしい、雨もりをなおしてほしい
問5 これからの上島町の学校の在り方について 4択
小学生 今のまま73%、他の学校と一緒に8%、わからない11%、その他8%
中学生 今のまま85%、他の学校と一緒に11%、わからない4%、その他0%
合計 今のまま79%、他の学校と一緒に9%、わからない8%、その他4%
2.ワークショップ どんな学校にしたい?
各テーブル8名前後で話し合いながら、各自の意見を書き出してもらいました。
会のあと、こちらで分類して以下のマインドマップにまとめました。
みなさんがどんな学校を望んでいるか、それを実現するために必要なものはなにか、今の何を変えて何を守らなければいけないか。
こうした意見を重ねる過程で、この町がめざすべき学校のイメージをすり合わせていくものではないでしょうか。
統合する学校の数と場所の議論に終始していては合意に至るどころか、溝を作るばかりです。

1 運営
1.1 おいしい給食
1.1.1 おいしい給食が出る学校
1.1.2 給食がおいしい学校
1.2 先生の負担
1.2.1 もっと先生たちの負担が軽減できるような 学校の環境作りができたらいいなあ。
1.2.2 学校を統合した場合先生の負担が大である (複式学級が大変というが)
1.2.3 教員がよゆうのある学校
1.3 その他
1.3.1 部活動の存続
1.3.2 小学校にたくさん人をよんで かんこうしてもらいたい。
1.3.3 子どもがふえるのはうれしいけど
2 学びの体制
2.1 ハード
2.1.1 施設・環境
2.1.1.1 耐震
2.1.1.1.1 耐震は大丈夫?
2.1.1.1.2 耐震補強の予算は組めない?
2.1.1.1.3 耐用年数だけではなく、 具体的な数字(改修費用など)で示してほし
い。
2.1.1.2 改修
2.1.1.2.1 トイレ修理 洋式に
2.1.1.2.2 岩城小はまだまだ美しい校舎だ
2.1.1.3 その他
2.1.1.3.1 各校にロボットをおいて欲しい
2.1.1.3.2 学校施設が充実した学校
2.1.1.3.3 子どもが行きたいと思う 先生・友達・環境のある学校
2.1.1.3.4 生き物にふれあえる学校
2.1.2 配置
2.1.2.1 2校の利点
2.1.2.1.1 一校に限定するとイジメ・不登校が必ず発生する、 とすると当該生徒
やその家族が破タンする
2.1.2.1.2 学校が一校にまとまると先生達が減ることに なるので二校。なるべく
多校が良い
2.1.2.1.3 町内複数校で学習、運動高めあいたい。
2.1.2.1.4 不登校生徒が出たとき、えらべる所をつくる為
2.1.2.1.5 2校を子供が選べるようにする{2.1.2.1.6 小学生低学年の体力を考えると2校
2.1.2.1.7 弓削に学校が集中するのはおかしい
2.2 ソフト
2.2.1 少人数教育
2.2.1.1 ②だと思うので! 小規模校は子どもにとってわるいのか?
2.2.1.2 岩城みりょく特色ある学校にして全国の家庭に 少人数教育のすばらしさを
知ってもらいたい
2.2.1.3 小規模校のよさを活かしてほしい 魅力のひとつ
2.2.2 複式学級
2.2.2.1 複式学級の解消
2.2.2.2 小学校は複式でも残すべき
2.2.3 その他
2.2.3.1 将来を見据えた計画を立ててほしい(義務教育学校化など)
2.2.3.2 勉強をしっかり教えてくれる学校
2.2.3.3 常識を理解できる学校
2.2.3.4 しっかりとした先生がいる学校
3 地域
3.1 つながり
3.1.1 学校がもっともっと地域の人が集まってこどもたちのことを知ってほしい
3.1.2 子どもと地域の人がつながりを持てるような学校づくりをしてほしい。
3.1.3 子供達と地域の人々が繋がる学校
3.1.4 子供達の笑顔が地域を明るくなれば
3.1.5 自分の育った地域を身近に感じられる学校
3.1.6 地域に開かれている愛されている学校
3.1.7 地域の人と関われる学校
3.1.8 地域の良さを感じられる教育(地域の人とのつながり)
3.1.9 地域産業との繋がりある学校
3.1.10 (みんな)地域が守ってくれる学校
3.2 伝統などの継承
3.2.1 なくなりつつある岩城の伝統を 地域の人を交えて伝えてほしい
3.2.2 自分の地域の伝統をひきついでいく学校
3.2.3 地域の歴史、伝統産業などに触れる機会を減らしたくない。
3.2.4 風土・風習・文化等々それぞれの島で異なる。 学校が一つになるとこれらが
壊れるおそれ有り
3.2.5 郷土の歴史や文化を伝えていける学校にしてほしい
3.3 その他
3.3.1 島の学校は住⺠に生きがいを与える 高齢者の希望となる
3.3.2 岩城の産業にふれられる学校
3.3.3 イワキテックがなくなってしまうかもしれないからファンがいたらかなしいと思う。
3.3.4 地産地消の学校
4 通学
4.1 バス
4.1.1 ダメ 酔うので バスに乗るからイヤ 学校がなくなるから
4.1.2 バス酔いがつらいので通学はなるべく バス通学でなく岩城の学校を望む
4.1.3 バス通学を想定するとそのバスに乗りおくれると子供・家族が大変
4.1.4 弓削までバス通いは辛い
4.1.5 子どもは毎日バスにゆられて健康に育つのか? 岩城の子には子供たくましい よく走る
4.2 時間・距離
4.2.1 通学は30分。遠くへは行けない。非現実的
4.2.2 通学時間が20分以内の学校
4.2.3 地域にある学校遠いのは困る
4.2.4 通学しやすい学校
4.2.5 集団登校、下校ができる 近くにある学校がいい
4.3 その他
4.3.1 【大人数移動】毎日小中100人以上の移動は大変 これだけ生徒がいたら岩城小中でやるべき
4.3.2 体調が良い時も悪い時もあるので 朝(早く起床)前よりも苦手
4.3.3 【防災】災害時の対応を考えると橋が通行止めどう解決する
5 教育方針
5.1 たのしく
5.1.1 どんな学校にしたいか? えがおがある学校がいい
5.1.2 みんなが楽しく笑える学校(不登校な子ども)
5.1.3 元気で明るく楽しい学校にしてほしい
5.1.4 子ども達が楽しいなと思える学校
5.1.5 たのしくあそべてべんきょうができる学校
5.1.6 明るい学校(笑顔・元気・あいさつ)
5.1.7 子どもたちが喜んでいけるような学校
5.1.8 保護者も子どもも安心して夢を持って登校できる 学校をつくってほしい
5.2 なかよく
5.2.1 いじめのない 学校がいい
5.2.2 いじめのない学校
5.2.3 みんな仲よくいじめのない学校にしてほしい
5.2.4 学年関係なく仲の良い学校
5.2.5 けんかをしたりしない学校がいい。
5.2.6 公平な学校
5.3 意見が言える・ 聞いてくれる・ 話し合える
5.3.1 子どもの意見を聞いてほしい 加味すべき
5.3.2 子どもの話を十分にきくゆとりある学校
5.3.3 自分の意見をしっかり言える学校
5.3.4 住⺠/生徒/児童/保護者の声を聞いてほしい。
5.3.5 きちんと話し合いをできる学校
5.3.6 公平で適切な話し合いで決めてほしい
5.4 尊重
5.4.1 “個”を大切にする学校
5.4.2 すぐにひていされない学校がいい
5.4.3 島ごとの思いを尊重する町づくり学校配置
5.5 のびのび
5.5.1 自然が近く子供がのびのび成⻑できる学校
5.5.2 時間のゆとりのある学校
5.6 魅力化
5.6.1 町外も魅力があると感じる学校
5.6.2 都会にはない。 田舎だからこそできる魅力ある学校作り
5.7 保護者と連携
5.7.1 親が子供のサポートをしやすい学校
5.7.2 保護者と学校の距離が近い(時間も気持ちも)
5.8 その他
5.8.1 ITを活用した学校
5.8.2 田舎なので、こどもの個人情報にあまりうるさくしすぎず、 全国にPRしても
らうといいな〜
3.こどもが学校に行きづらくなったら
ゲストスピーカーとして、かみじま保護者サポートネットワーク 竹林総枝さんにお越しいただきました。長く不登校支援に広い視野から取り組まれています。学校統廃合はその環境変化から不登校のきっかけにもなりうると指摘されています。また、不登校をめぐる考え方、支援の在り方も大きく変わってきています。今、私たちが知っておきたいことをお話しいただきました。
竹林さんからは、学校にいけなくなったこどもの辛さ、家族に起こることを、様々なエピソードを交えてお話いただきました。近年、不登校の考え方は、学校に登校させることが最終目標でなく社会的に自立することを目指す方向に変わってきていること、当事者は行きたくても行けないことに悩み苦しんでおり、さぼっている・甘やかしているといった「他人の見方」が心理的に強い圧迫にもなりうること、家族は心身はもちろん経済的にも大きな負担に向き合うことになり、個々の事情に応じた多角的な支援が求められること、そして、どのこどもにも起こりうることであり、周りの方の理解もとても大切であることなどに触れられました。
長距離通学になって孫が不登校になるかもしれないとの不安を抱えておられた参加者の方は、こうしたお話はなかなか聴ける機会がなく、知ることができてよかったと伝えてくださいました。
学校統廃合の議論を、今の学校をめぐる課題に向き合う機会ととらえ、学びながら不安を一つずつ和らげていくことを通じて、望ましい学校像が見えてくるような気がします。
こうした対話とそのための時間が必要であると、私たちは求め続けて活動してきました。
4.「岩城小中学校の統廃合を考える会」の活動紹介
10月5日 考える会発行「上島町保育所・学校再編たより」第3号
10月7日 岩城CS会長(兼考える会会長)が連名で、教育長へ「学習会での説明・情報提供を求める」要望書提出 (10/10回答書受領)
10月7日 岩城/生名/弓削CS3会長が連名で、教育長へ「CS・住民への説明を求める」要望書提出
10月14日 岩城CS会長が公文書公開請求
10月15回 考える会主催、第1回「学校統廃合に関する学習会」開催
10月22日 考える会発行「上島町保育所・学校再編たより」臨時号
10月29日 第6回上島町学校の在り方検討委員会
11月1日 考える会発行「上島町保育所・学校再編たより」第4号
11月15回 考える会主催、第2回学習会「学校がなくなったらどうなる?」開催
11月28日 考える会が教育長へ「再度の協議を求める」要望書提出
11月28日 岩城CS会長が教育長へ「再度の協議を求める」意見書提出
12月22日 検討委員会委員長が提言書を教育委員会へ提出
1月22日 考える会が、教育長宛てに「審議会の開催を求める」意見書提出
1月30日 考える会が、教育長と町長宛てに「岩城小中学校の存続求める」岩城事業者63社署名による請願提出
2月14日 考える会主催、第3回学習会「岩城小中学校の未来トーク」開催
2月19日 考える会が、議長宛てに「審議会の開催を求める」請願提出
その他を含む2025年10月以降に住民が提出した上島町学校統廃合に関する意見書・要望書・請願を本サイト上で公開しています。
「上島町保育所・学校再編たより」第6号でも見たように、議論が圧倒的に足りていない現状をみれば、再度の協議は避けられないと考えます。
これから私たちは、何についてどのように検討をしていけばいいのでしょうか。次から具体的に考えていけたらと思っています。
